ニトリが2月17日に発表した「AIマットレス」は、AI技術を活用してエアスプリングの硬さを自動調整し、最適な寝心地を実現する次世代型マットレスです。ストレッチ機能も搭載しており、睡眠の質向上だけでなく体のケアまでカバーする製品として注目を集めています。価格は39万9900円で、家具量販大手のニトリが本格的にスリープテック市場に参入する意欲的な一歩といえます。
この記事のポイント
- ニトリがAI技術を搭載したマットレスを発表、エアスプリングの硬さを自動で最適化
- ストレッチ機能も内蔵し、睡眠中の体のケアにも対応
- 価格は39万9900円で、高機能スリープテック製品として市場に投入
AIが睡眠中の体に合わせて硬さを自動調整
ニトリが発表した「AIマットレス」の最大の特徴は、AI技術によるエアスプリングの硬さ自動調整機能です。従来のマットレスでは、購入時に硬さを選ぶ必要があり、体調や体重の変化、寝姿勢の違いに対応することが困難でした。このAIマットレスでは、センサーが使用者の体圧分布や寝姿勢をリアルタイムで検知し、エアスプリングの空気圧をAIが自動的に調整することで、常に最適な寝心地を提供します。
体の部位ごとに異なる圧力がかかる睡眠中において、肩や腰などの負担が大きい部分は柔らかく、それ以外の部分は適切な硬さを維持するといった、きめ細かな調整が可能になると考えられます。これにより、寝返りの際にもスムーズに体圧が分散され、睡眠の質の向上が期待できます。
ストレッチ機能で睡眠+体のケアを両立
もう一つの注目機能が、マットレスに内蔵されたストレッチ機能です。就寝前や起床時にマットレス上でストレッチを行えるよう設計されており、睡眠だけでなく日々の体のメンテナンスまでをカバーする製品コンセプトとなっています。
デスクワークや運動不足による体の凝りや疲労を感じている人にとって、寝る場所がそのままストレッチの場になるという発想は非常に実用的です。睡眠前のストレッチはリラクゼーション効果もあり、入眠をスムーズにする効果も期待できるため、AIによる硬さ調整との相乗効果で総合的な睡眠品質の改善につながる可能性があります。
ニトリのスリープテック市場参入の意義
近年、睡眠の質に対する関心が高まり、「スリープテック」と呼ばれる睡眠×テクノロジーの市場が急速に拡大しています。これまでスリープテック製品は、スタートアップ企業や寝具専門メーカーが中心でしたが、家具・インテリア量販最大手のニトリが本格参入することで、市場の活性化と一般消費者への普及が加速することが予想されます。
価格は39万9900円と、ニトリの一般的なマットレス(数万円台)と比べると高価格帯ですが、高機能スリープテック製品としては競争力のある価格設定といえます。同様のAI搭載マットレスは海外メーカーからも登場していますが、国内の量販チャネルで購入できる点は大きなアドバンテージです。ニトリの全国約800店舗のネットワークを活用して実際に体験できる機会が提供されれば、購入のハードルも下がるでしょう。
スリープテック市場の最新動向
日本のスリープテック市場は、ウェアラブルデバイスによる睡眠トラッキングから始まり、現在ではマットレスや枕、照明、空調などの睡眠環境全体をテクノロジーで最適化する方向に進化しています。AI技術の進歩により、個人の睡眠データを学習して日々最適化を行う製品が増えており、ニトリのAIマットレスもこのトレンドに沿った製品です。
厚生労働省の調査によると、日本人の約4割が睡眠に何らかの問題を抱えているとされており、睡眠改善へのニーズは非常に高い状況です。こうした社会的背景もあり、テクノロジーを活用した睡眠改善製品への需要は今後さらに拡大していくと見られます。
知っておくと便利なTips
- AIマットレスのようなスリープテック製品を選ぶ際は、実店舗で実際に体験してから購入を検討するのがおすすめ
- マットレスの硬さは体重や寝姿勢によって最適値が異なるため、AI自動調整機能は特に体格差のあるパートナーと共用する場合に有効
- 睡眠の質を総合的に改善するには、マットレスだけでなく室温・湿度・照明などの睡眠環境全体を整えることが重要
まとめ
ニトリが発表した「AIマットレス」は、AI技術によるエアスプリングの硬さ自動調整とストレッチ機能を搭載した意欲的な製品です。39万9900円という価格は同社の通常ラインと比べると高価ですが、スリープテック製品としては妥当な水準といえます。家具量販最大手のニトリがこの分野に本格参入することで、スリープテック市場の裾野が広がり、より多くの消費者がテクノロジーを活用した睡眠改善にアクセスできるようになることが期待されます。睡眠の質への関心が高まる中、今後の製品展開にも注目です。
📎 元記事: https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2602/17/news098.html


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