Claude Codeのセッションファイルは暗号化すべき?セキュリティ専門家が警鐘

Claude Codeのセッションファイルは暗号化すべき?セキュリティ専門家が警鐘 ニュース
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Claude Codeのセッションファイルは暗号化すべき?セキュリティ専門家が警鐘

Claude Codeはコーディングを超えて、メール管理、パフォーマンスレビュー、さらには「個人のチーフ・オブ・スタッフ」として活用されるようになっています。しかし、そのセッションデータは平文で保存されているという事実をご存知でしょうか。セキュリティ専門家のYoav氏が、この潜在的なリスクについてブログで警鐘を鳴らしています。

この記事のポイント

  • Claude Codeのセッションファイルは平文で保存されている
  • ローカルで動作する他のソフトウェアからアクセス可能
  • CWE-312(機密情報のクリアテキスト保存)に該当
  • APIキーと同様、システムキーチェーンでの暗号化を提案

セッションファイルの保存場所

Claude Codeのセッションデータは、以下の場所に保存されています:

  • Mac/Linux: ~/.claude/projects/
  • Windows: %USERPROFILE%\.claude\projects\

これらのファイルは、JSONLフォーマットで保存されており、過去の会話履歴がそのまま読み取れる状態です。つまり、同じコンピュータで動作する他のアプリケーションからも、これらのファイルにアクセスできてしまいます。

なぜこれが問題なのか

Claude Codeが単なるコーディングツールだった頃は、セッションに含まれる情報は主にコードスニペットや技術的な議論でした。しかし、用途が拡大するにつれて、セッションに含まれる情報の機密性も高まっています。

Yoav氏は、自身もClaude Codeのオープンなセッションファイルを活用したプロジェクトを開発してきたと認めつつも、「メール、レビュー、個人的なタスク管理など、機密性の高い用途が増えている現状では、セキュリティを優先すべき」と主張しています。

セキュリティの観点では、これはCWE-312(機密情報のクリアテキスト保存)に分類される脆弱性パターンです。意図しないデータ漏洩のリスクが存在することを意味します。

提案されている解決策

Yoav氏は、Anthropicがすでに採用している方法を参考にした解決策を提案しています。具体的には、APIキーの保存にシステムキーチェーンを使用しているように、セッションファイルも同様に暗号化して保存すべきだという提案です。

システムキーチェーンを使用することで:
– ファイルは暗号化された状態で保存される
– 復号にはOSレベルの認証が必要になる
– 他のアプリケーションからの不正アクセスを防げる

実践してみよう

現時点で、ユーザー側でできる対策をいくつか紹介します:

# セッションファイルの場所を確認
ls -la ~/.claude/projects/

# 機密性の高いセッションを削除
rm ~/.claude/projects/[project-name]/sessions/[session-id].jsonl

# ディレクトリのパーミッションを確認・修正
chmod 700 ~/.claude/
chmod -R 600 ~/.claude/projects/

ただし、これらは根本的な解決策ではありません。同じユーザー権限で動作するアプリケーションからのアクセスを完全に防ぐことはできないためです。

現状での対処法

Anthropicからの公式対応を待つ間、以下の点に注意することをお勧めします:

  • 機密情報の入力を控える: パスワード、APIキー、個人情報などをセッションに含めないよう注意
  • 定期的なセッション削除: 不要になったセッションは定期的に削除する
  • 信頼できるソフトウェアのみインストール: 同じコンピュータで動作する他のソフトウェアに注意
  • ディスク暗号化の活用: FileVault(Mac)やBitLocker(Windows)でディスク全体を暗号化

知っておくと便利なTips

  • セッションの内容を確認: cat ~/.claude/projects/[project]/sessions/[session].jsonl で内容を確認できます
  • 一時的なセッション: 機密性の高い作業は、終了後すぐにセッションを削除する習慣を
  • 別アカウントの活用: 機密作業用に別のOSユーザーアカウントを使うのも一つの手段です

まとめ

Claude Codeの進化は素晴らしいものがありますが、その用途が拡大するにつれて、セキュリティ上の考慮も必要になってきています。Yoav氏の提案は、Anthropicがすでに持っている技術を活用した現実的なものです。ユーザーとしては、現状のリスクを理解した上でClaude Codeを使用し、Anthropicからの対応を待つことになります。セキュリティとユーザビリティのバランスは難しい問題ですが、ぜひ改善を期待したいところです。


📎 元記事: https://yoav.blog/2026/01/09/claude-code-sessions-should-be-encrypted/

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