Claude Codeの活用法は開発作業だけにとどまりません。あるチームがClaude Codeを「営業担当者」として活用し、わずか1週間で10件のデモ予約を獲得したという驚きの事例が報告されています。この記事では、Claude Codeを使って構築されたAI駆動のセールス・GTMツールについて詳しく解説します。非エンジニアでも活用できる可能性を秘めたこのアプローチは、営業活動の自動化に関心のある方必見の内容です。
この記事のポイント
- Claude Codeを使って営業GTMツールを1日未満で構築
- LinkedIn閲覧、組織図構築、リードスコアリングを自動化
- 1週間で10件のデモ予約を獲得という具体的な成果
- GitHubでMITライセンスとして公開、ローカル環境で動作可能
従来のCRM/GTMツールの問題点
開発者のMightConscious氏は、デモ予約を増やすために複数のGTMおよびCRMツールを試してきました。しかし、どのツールも使いづらく、多くは非常に制限的で、ユーザーの創造性を活かす余地がほとんどなかったといいます。決まったワークフローに従うことを強制され、独自のアプローチを試すことが難しい状況でした。
このような不満から、「自分が本当に欲しいセールスGTMツール」をClaude Codeを使ってバイブコーディング(対話的なコーディング)で構築することを決意しました。結果として、わずか1日未満でプロトタイプが完成したのです。
ツールの3つのコア機能
構築されたツールは、基本的にClaude Codeが特定のタスクを実行するためのクリーンなインターフェースです。主に3つの機能を持っています。
1. リードエンリッチメント
Chromeブラウザを使ってLinkedInを閲覧し、高品質な情報でリードを充実させます。組織図の構築、人々がどのようなコンテンツとインタラクションしているかの把握など、通常なら手作業で行う調査を自動化します。
2. リードスコアリング
エンリッチされた各リードを、内部基準に基づいてスコアリングします。スコアリング基準の多くは「Founding Sales」という書籍の内容に基づいており、営業のベストプラクティスが反映されています。
3. 意思決定者へのアプローチ
ノイズの90%を取り除き、時間を費やすべきリストが完成したら、各組織の意思決定者を特定してアプローチします。これにより、コールドメールの効果が大幅に向上します。
技術スタック
このツールは現代的なWeb技術スタックで構築されています。Next.js 16をフレームワークとして採用し、データベースにはSQLiteとDrizzle ORMを使用しています。UIはTailwind CSSでスタイリングされ、状態管理にはZustandが使われています。
動作要件として、Node.js 20以上またはBun 1.0以上、そしてClaude CLIのインストールと認証が必要です。重要な点として、このツールはローカル環境で完全に動作するため、機密性の高い営業データが外部に流出する心配がありません。
実践してみよう
リポジトリをクローンしてローカル環境で試すことができます:
git clone https://github.com/chaitanyya/sales.git
cd sales
bun install
cp .env.example .env
bun run db:push && bun run db:seed
bun run dev
その後、ブラウザでlocalhost:3000にアクセスすれば、ツールのインターフェースが表示されます。企業リードの追加から始めて、自動研究機能を試してみてください。
知っておくと便利なTips
- Claude CLIの事前準備が必須: このツールはClaude CLIを内部で使用するため、事前にClaude CLIをインストールし、認証を完了させておく必要があります
- スコアリング基準のカスタマイズ: デフォルトの基準は「Founding Sales」に基づいていますが、自社のICPに合わせてカスタマイズすることで、より精度の高いリード選定が可能です
- プロンプトの編集: 企業・人物研究用のプロンプトは編集可能なので、業界特有の情報を収集するようにカスタマイズできます
- ローカル実行の利点: すべての処理がローカルで行われるため、顧客データや営業戦略の情報漏洩リスクを最小限に抑えられます
まとめ
このプロジェクトは、Claude Codeが単なるコーディングツールではなく、ビジネスプロセスを自動化する強力なプラットフォームになり得ることを示しています。1日未満で構築されたツールが1週間で10件のデモ予約を獲得したという結果は、AI駆動の営業自動化の可能性を具体的に示すものです。MITライセンスで公開されているため、自社のニーズに合わせてカスタマイズし、営業効率化の第一歩として活用することをお勧めします。
📎 元記事: https://www.reddit.com/r/ClaudeAI/comments/1qiab5b/using_claude_code_as_our_sales_guy/


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