CursorやReplit Agent、そしてClaudeなどのAIコーディングツールを使って、エラーハンドリングを自動化するためのプロンプト集「Vibecoding Prompt Cheat Sheet」が公開されました。手動でエラーバウンダリを追加する作業を減らし、BugMailというエラー監視サービスと連携することで、「速く出荷しつつ、盲目的にならない」開発スタイルを実現するためのテンプレートです。
この記事のポイント
- AIコーディングツール向けのエラーハンドリング自動化プロンプト集
- Cursor、Replit Agent、Claudeで利用可能
- BugMailサービスとの連携を前提とした設計
.cursorrulesファイルへの組み込み方法も解説
「Vibecoding」とは
「Vibecoding」という言葉は、AIと協調して素早く開発するスタイルを指す新しい用語です。「vibes(雰囲気、感覚)」でコーディングする、つまり細部にこだわりすぎずに直感的に開発を進めるアプローチを意味します。しかし、速さを追求するあまり品質やエラー処理がおろそかになってはいけません。
このチートシートは、AIにエラーハンドリングのベストプラクティスを自動的に適用させることで、スピードと品質を両立させることを目指しています。
4つのプロンプトパターン
1. グローバルセーフティネット(API全体の保護)
API全体にtry/catchブロックを追加し、エラー発生時にBugMailでキャプチャするよう指示します。
「
/app/api(または/pages/api)内のすべてのファイルをレビューしてください。すべてのルートにtry/catchブロックがあることを確認し、エラーがキャッチされた場合は@bugmail-js/nextのcaptureServerError(error)を使用してください。ルートパスとリクエストメソッドなどの関連コンテキストを含めてください。」
2. UIディフェンス(フロントエンドの保護)
React/Next.jsアプリケーションのフロントエンドにError Boundaryを追加します。
「メインレイアウトに
@bugmail-js/nextを使用したグローバルReact Error Boundaryを追加してください。また、/componentsフォルダをスキャンし、ユーザー入力や複雑な状態を扱うコンポーネントには、UIフローを壊さずにBugMailに報告するローカルtry/catchを追加してください。」
3. サイレント500ハンター(未処理エラーの捕捉)
Vercelなどで発生する未処理のサーバーエラーを捕捉するファイルを作成します。
「BugMailの
createAppRouterErrorHandlerを使用したapp/error.tsxファイルを作成してください。このファイルはクラッシュを報告し、汎用的なVercel 500ページの代わりにユーザーフレンドリーな『チームに通知しました』メッセージを表示するべきです。」
4. .cursorrules統合
Cursorの設定ファイルに、AIが常にエラーハンドリングを含めるようルールを追加します。
- ALWAYS include BugMail error reporting in any new API route logic.
- NEVER leave a catch block empty.
- ALWAYS use `captureServerError` for backend and `captureError` for frontend logic.
- Use context tags like { feature: "[feature name]" } to make errors easier to find in the inbox.
実践してみよう
これらのプロンプトはBugMailサービスとの連携を前提としていますが、エラーハンドリングの考え方自体は他のエラー監視サービス(Sentry、Bugsnagなど)にも応用できます。
BugMailを使用する場合は、まず以下で準備が必要です。
https://bugmail.site
ただし、具体的なAPIの設定方法やインストール手順は元記事に詳細がないため、公式サイトを参照してください。
知っておくと便利なTips
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エラーコンテキストの重要性: 単にエラーをキャプチャするだけでなく、「どの機能で」「どのユーザーが」「どの入力で」発生したかの文脈情報を含めることで、デバッグが大幅に効率化されます。
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空のcatchブロックを避ける:
catch (e) {}のような空のcatchブロックは、エラーを握りつぶしてしまい、問題の発見を遅らせます。最低限ログ出力か、エラー監視サービスへの報告を行いましょう。 -
.cursorrulesの活用: Cursorを使っている場合、プロジェクトルートに
.cursorrulesファイルを配置することで、AIの出力を一貫してコントロールできます。エラーハンドリングに限らず、コーディング規約全般に使えます。 -
Claude Codeでも同様のアプローチが可能: CLAUDE.mdファイルにエラーハンドリングのルールを記載することで、Claude Codeにも同様の指示を与えることができます。
まとめ
「Vibecoding Prompt Cheat Sheet」は、AIコーディングツールを使った高速開発において、エラーハンドリングという重要な側面を忘れないための実践的なテンプレート集です。「Ship fast, but don’t ship blind(速く出荷しつつ、盲目的にならない)」というコンセプトは、AIを活用した現代の開発スタイルにおいて重要な指針と言えるでしょう。BugMailという特定サービスとの連携を前提としていますが、考え方自体は汎用的であり、自分の環境に合わせてアレンジして活用できます。
📎 元記事: https://dev.to/mark_kaave/the-vibecoding-prompt-cheat-sheet-4g8l


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