Netflix配信アニメ「超かぐや姫!」に登場する仮想空間「ツクヨミ」を、ソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上で忠実に再現するプロジェクトが始動した。アニメイトのクラウドファンディングサイト「SOREOSU」で2月22日に公開されたこのプロジェクトは、即日で目標額を達成し、作品への高い関心とVR技術を活用したファンコミュニティの可能性を示している。
この記事のポイント
- Netflix配信アニメ「超かぐや姫!」の劇中仮想空間「ツクヨミ」をVRChat上で3D再現するプロジェクトが始動
- アニメイトのクラファンサイト「SOREOSU」にて目標額559万円を即日達成
- コマンド・ツウィンエンジンパートナーズが主導し、ファン層の拡大と新規ユーザー獲得を目指す
プロジェクトの概要と背景
本プロジェクトは、2026年1月22日からNetflixで配信が開始されたアニメ「超かぐや姫!」の世界観をVR空間として再現する試みである。作品内に登場する仮想空間「ツクヨミ」を、世界最大級のソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」上にワールドとして構築することで、ファンが実際にその世界に「入る」体験を提供することを目指している。
プロジェクトを主導するのはコマンド・ツウィンエンジンパートナーズで、単なるファンアートの域を超えた公式プロジェクトとして位置づけられている。アニメの配信と連動する形でVRワールドを展開することで、新規ユーザーへの訴求とファン層の拡大という二つの目標を掲げている。
クラウドファンディングの成功
アニメイトが運営するクラウドファンディングサイト「SOREOSU」にて2月22日にプロジェクトが公開された。目標額は559万円に設定されていたが、公開即日で目標額を達成するという快挙を成し遂げた。この結果は、「超かぐや姫!」という作品そのものへの関心の高さに加え、アニメの世界をVRで体験したいというファンの強い需要を裏付けるものとなった。
クラウドファンディングの即日達成は、アニメとVR技術の融合に対する市場の期待値の高さを物語っている。近年、VRChatをはじめとするソーシャルVRプラットフォームは、エンターテインメントコンテンツとの連携を積極的に進めており、本プロジェクトもその潮流に乗った形だ。
VRワールド「ツクヨミ」の構想
VRChat上に構築される「ツクヨミ」ワールドは、単なる鑑賞用の3D空間ではなく、インタラクティブな体験を提供する「箱庭」として設計される予定だ。プロジェクトの説明によれば、3D空間でのオリジナルイベント開催にも使用される計画があり、ファン同士の交流の場としても機能することが想定されている。
ワールド内には休憩スペースやバスエリアなど、作品の世界観を反映した多様なエリアが実装される見込みで、訪問者がただ歩き回るだけでなく、その空間に「滞在」し「生活」するような体験ができるよう設計が進められている。VRChatの特性を活かし、複数のユーザーが同時にワールドに入り、リアルタイムでコミュニケーションを取りながら作品世界を楽しめる点が大きな魅力となるだろう。
アニメ×VRの新たな展開
アニメ作品の世界観をVR空間で再現する試みは、コンテンツ体験の新たな形として注目を集めている。従来のアニメ視聴が「画面を通じて物語を見る」受動的な体験であったのに対し、VRワールドでは視聴者自身が作品世界に没入し、能動的に空間を探索できる。この体験の質的転換は、IPコンテンツの価値を大きく拡張する可能性を秘めている。
「超かぐや姫!」はNetflixでの配信という国際的なプラットフォームを持つ作品であり、VRChatもまたグローバルなユーザーベースを有している。両者の組み合わせにより、言語や地域を超えたファンコミュニティの形成が期待される。
知っておくと便利なTips
- VRChatは無料でプレイ可能で、VRヘッドセットがなくてもデスクトップモードで参加できる
- VRChatのワールドはUnityベースで制作されており、3Dモデリングやシェーダー技術が活用される
- クラウドファンディングサイト「SOREOSU」はアニメイトが運営するアニメ・ゲーム特化型のプラットフォームである
まとめ
Netflix配信アニメ「超かぐや姫!」の仮想空間「ツクヨミ」をVRChat上で再現するプロジェクトは、クラウドファンディング即日達成という形で、その注目度の高さを証明した。アニメの世界をVR技術で体験可能にするこの取り組みは、コンテンツとテクノロジーの融合による新たなエンターテインメント体験の可能性を示している。箱庭型のインタラクティブなVRワールドとして、ファン同士の交流やイベント開催にも活用される予定であり、アニメIPの新しい展開モデルとして今後の動向が注目される。
📎 元記事: https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2602/24/news088.html


コメント