カシオ計算機は2026年2月21日、アウトドア向けウォッチブランド「PRO TREK」Climber Lineの新モデル「PRG-69」を発売した。価格は29,700円(税込)。PRO TREKのデジタルラインとしては初めて角型ケースを採用し、無骨なアウトドアギアを彷彿とさせる存在感のあるデザインが特徴だ。トリプルセンサーやタフソーラーといった実用機能を詰め込みつつ、バイオマス素材を活用した環境配慮型モデルとなっている。
この記事のポイント
- PRO TREKデジタルライン初の角型ケースデザインを採用
- 方位・高度・気圧・温度を計測するトリプルセンサー搭載
- デュプレックスLCDで2層表示を実現し、コンパスの視認性が大幅向上
角型ケースが生み出す新しいPRO TREKの顔
PRO TREKといえば、これまで丸型ケースが定番だった。しかし今回の「PRG-69」では、デジタルラインとして初めて角型(スクエア)ケースを採用している。無骨なアウトドアギアをイメージしたというそのデザインは、従来のPRO TREKとは一線を画す存在感を放つ。ケースサイズは52.5×46.4×14.4mmで、重量はわずか58gと驚くほど軽量だ。アウトドアシーンではもちろん、普段使いでも手首への負担が少ない。難燃性ケースを採用しているため、キャンプなど火を扱う場面でも安心して着用できる。また、バンドにはバイオマス素材のソフトウレタンを使用しており、装着感と環境配慮を両立している。カラーバリエーションはPRG-69-1JF(ブラック系)とPRG-69-4JF(レッド系)の2色展開だ。
デュプレックスLCDとトリプルセンサーの実力
「PRG-69」の最大の技術的特徴は「デュプレックスLCD」の採用だ。これは液晶を2層構造にすることで、コンパス表示と通常の時計表示を同時に表示できる仕組み。コンパスは画面全体を使って大きく表示されるため、判読性が非常に高い。山岳地帯やトレイルでの方位確認がより直感的に行えるようになった。搭載されるトリプルセンサーは、方位(コンパス)・高度/気圧・温度の3つを計測可能。登山やハイキングなどのアウトドアアクティビティにおいて、これ一本でナビゲーションから天候予測、環境モニタリングまでカバーできる。ローレット加工が施された大型ボタンは、グローブを着用したままでも確実な操作ができるよう設計されている。冬山や寒冷地でのアクティビティでも煩わしさを感じにくい。
タフソーラーとバッテリー性能
エネルギー面ではカシオお馴染みの「タフソーラー」を搭載し、ソーラー発電による安定したバッテリー駆動を実現している。フル充電状態からソーラー発電なしの場合でも、通常の機能使用時で約7カ月、パワーセービング状態では約27カ月という長寿命を誇る。長期の縦走登山や海外遠征でも充電切れの心配がほとんどない。さらに10気圧防水に対応し、-10℃までの耐低温仕様を備えるなど、過酷な環境下での使用を前提とした堅牢性も確保されている。ワールドタイム(48都市対応)、ストップウォッチ、タイマー、日の出・日の入時刻表示といった多彩な機能も搭載しており、アウトドアウォッチとしての総合力は極めて高い。
知っておくと便利なTips
- デュプレックスLCDのコンパス表示は画面全体を使うため、移動中でも一目で方位を把握できる。地図読みと併用すると効果的
- パワーセービングモードを活用すれば、ソーラー発電がない環境でも約27カ月間動作する。長期遠征前にフル充電しておくのがおすすめ
- バイオマスプラスチックは環境配慮素材だが、通常のウレタンバンドと同様のメンテナンスで問題ない。水洗い後は自然乾燥させよう
まとめ
カシオ「PRO TREK PRG-69」は、デジタルラインとして初の角型ケースという新しい挑戦に、トリプルセンサーやデュプレックスLCD、タフソーラーといった実績ある機能を組み合わせた意欲的なモデルだ。58gという軽量設計に加え、10気圧防水や耐低温仕様で過酷な環境にも対応する。バイオマス素材の採用で環境にも配慮しつつ、29,700円という手に取りやすい価格設定も魅力的。アウトドアウォッチの新たな定番候補として注目したい一本だ。
📎 元記事: https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2086687.html


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