JR東日本は、交通系ICカード「Suica」の新たなイメージキャラクターの選定にあたり、ユーザー参加型の審査プロセスを採用することを発表した。今夏に候補3案が公表され、利用者による投票を経て2025年11月にデザインが決定する。その後、愛称の公募を行い、2027年4月に新キャラクターが正式デビューする予定だ。長年親しまれてきたペンギンキャラクターに代わる新たな顔が、利用者の手で選ばれるという画期的な取り組みとなる。
この記事のポイント
- Suicaの新キャラクターがユーザー投票で決定される初の試み
- 候補3案が今夏に公表され、11月にデザイン確定
- 愛称は公募で決定し、2027年4月に新キャラクターがデビュー
ユーザー投票による選定プロセス
JR東日本が明らかにした審査プロセスは、これまでの企業主導型のキャラクター選定とは一線を画すものだ。まず今夏に候補となる3つのデザイン案が一般に公表される。その後、Suica利用者を中心としたユーザー投票が実施され、最も支持を集めたデザインが2025年11月に正式決定となる。
このようなユーザー参加型のプロセスを採用した背景には、Suicaが単なる交通系ICカードにとどまらず、電子マネーとしても広く普及し、日常生活に深く浸透しているという事実がある。利用者にとって身近な存在であるからこそ、そのシンボルとなるキャラクターも利用者自身の手で選びたいという意図が読み取れる。企業が一方的に決めるのではなく、ユーザーの声を反映させることで、新キャラクターへの愛着や親しみがより一層深まることが期待される。
愛称公募から2027年デビューまでのロードマップ
デザイン決定後のスケジュールも明確に示されている。11月のデザイン確定を受けて、愛称(名前)の公募が開始される。これもまたユーザー参加型のプロセスであり、キャラクターの外見だけでなく名前までも利用者が関与できる仕組みだ。
最終的に新キャラクターが正式デビューするのは2027年4月。デザイン公表からデビューまでおよそ2年近くの期間を設けており、グッズ展開やプロモーション、各種媒体への反映など、周到な準備が行われるものと見られる。Suicaのキャラクターは、カード面のデザインだけでなく、駅構内の案内表示やキャンペーン、グッズなど多岐にわたって使用されるため、移行には相応の時間が必要となる。
Suicaキャラクターの歴史的背景
Suicaといえば、2001年のサービス開始以来、ペンギンのキャラクターが広く知られてきた。坂崎千春氏がデザインしたこのペンギンは、カード面はもちろん、駅のポスターやグッズなど、あらゆる場面でSuicaの「顔」として親しまれてきた。新キャラクターの選定は、この長い歴史に新たな1ページを加えるものであり、利用者にとっても大きな関心事となるだろう。
ユーザー投票という手法は、近年の企業ブランディングにおいてトレンドとなっている。SNSの普及により、企業と消費者の距離が縮まり、ブランドの方向性に消費者が直接関与する機会が増えている。JR東日本がこの手法を採用したことは、時代の流れに即した判断といえる。
知っておくと便利なTips
- 投票の詳細(対象者、投票方法など)は今夏の候補公表時に併せて発表される見込み
- Suicaの公式サイトやJR東日本のプレスリリースを定期的にチェックしておくと、最新情報をいち早くキャッチできる
- 愛称公募にも参加したい場合は、デザイン決定後の公式アナウンスに注目
まとめ
JR東日本がSuicaの新キャラクター選定にユーザー投票を導入するという発表は、利用者との関係性を重視する姿勢の表れだ。今夏の候補3案公表、11月のデザイン決定、愛称公募を経て、2027年4月のデビューへと至るロードマップが明確に示された。長年愛されてきたペンギンに代わる新たなキャラクターが、利用者の投票によって生まれるというプロセスは、Suicaブランドへの愛着をさらに深める機会となるだろう。今後の候補デザイン公表が待たれる。
📎 元記事: https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2087228.html


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