NTTドコモとマネックス証券は2月18日より、d払いアプリにおけるd払い残高のチャージ手段として、マネックス証券の証券総合取引口座からの出金に対応したことを発表した。これにより、証券口座に預けている資金を手数料無料かつ即時にd払い残高へチャージし、日常の買い物や各種支払いに利用できるようになる。証券口座とキャッシュレス決済の連携が進む中、利便性の向上が期待される新サービスだ。
この記事のポイント
- マネックス証券の証券総合取引口座からd払い残高へ即時チャージが可能に
- 手数料は無料、1回あたり1,000円~10万円、1日3回まで出金可能
- 事前にdアカウントとの連携およびパスキー認証の設定が必要
サービスの概要と背景
NTTドコモとマネックス証券が提供を開始したこの新機能は、証券口座の資金をキャッシュレス決済に直結させるものだ。従来、証券口座から資金を引き出すには銀行口座への出金手続きを行い、そこからさらにd払い残高へチャージするという二段階の手順が必要だった。今回の対応により、d払いアプリ上からワンステップでマネックス証券口座の資金をチャージできるようになり、資金移動の手間が大幅に軽減される。
マネックス証券はNTTドコモグループの一員として、dポイント投資やdカード積立など、ドコモの金融エコシステムとの連携を積極的に進めてきた。今回のd払い残高チャージ対応は、その連携強化の一環として位置づけられる。証券口座の余剰資金を日常決済にスムーズに活用できるようになったことで、投資と日常生活のシームレスな接続が実現した。
利用条件と仕様の詳細
本サービスの利用にあたっては、いくつかの条件と制限が設けられている。まず、出金可能金額は1回あたり1,000円から10万円までで、1日の出金回数は最大3回までとなっている。手数料は無料のため、少額のチャージでも気軽に利用できる点がメリットだ。
利用可能時間については、平日と土日祝日で異なる。平日は午前5時~午後3時、午後5時30分~午後8時20分、午後8時30分~翌午前1時50分の3つの時間帯に対応している。午後3時から午後5時30分の間は証券取引の精算処理時間にあたるため利用できない。一方、土日祝日は午前5時から翌午前1時50分まで、ほぼ終日利用可能となっている。
事前準備として、マネックス証券の証券総合取引口座を保有していること、そしてdアカウントとの連携手続きを完了していることが必要だ。チャージ時にはマネックス証券に登録されたパスキーによるログイン認証が求められる。パスキーはFIDO2規格に基づく認証方式で、パスワードを使わずに生体認証やデバイス認証でセキュアにログインできる仕組みだ。
チャージした残高の活用方法
チャージしたd払い残高は、さまざまな用途に活用できる。日常の買い物はもちろん、税金の支払いや友人・家族への送金にも対応している。さらに、投資信託の積立購入にも利用できるため、証券口座から出金してd払い残高にチャージし、そこからまた投資に回すという柔軟な資金運用も可能だ。
dポイントとの連携も見逃せない。d払いでの決済時にはdポイントが付与されるため、証券口座の資金を一度d払い経由で利用することでポイント還元を受けられる可能性がある。ドコモの金融サービスを幅広く活用しているユーザーにとっては、資金効率を高める選択肢のひとつとなるだろう。
知っておくと便利なTips
- dアカウントとマネックス証券口座の連携は、マネックス証券のウェブサイトまたはアプリから事前に設定しておくとスムーズ
- パスキーの設定がまだの場合は、マネックス証券のセキュリティ設定画面から登録可能
- 平日午後3時~午後5時30分は利用不可のため、急ぎのチャージは午前中に済ませておくのがおすすめ
- 1日3回・最大30万円までチャージ可能なので、大きな買い物の前に計画的にチャージしておくと便利
まとめ
NTTドコモとマネックス証券によるd払い残高への即時チャージ対応は、証券口座とキャッシュレス決済の垣根を取り払う注目のサービスだ。手数料無料で即時反映という手軽さに加え、パスキー認証によるセキュリティも確保されている。マネックス証券に口座を持つドコモユーザーにとっては、証券口座の資金を日常の支払いにシームレスに活用できるようになったことで、資金管理の自由度が大きく向上した。今後もドコモグループの金融サービス連携はさらに進む見通しで、投資と日常決済の融合がますます加速していくことだろう。
📎 元記事: https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2087224.html


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