Googleは2024年2月18日、AIノートブックツール「NotebookLM」に待望のアップデートを実施した。今回の更新では、パワーポイント(PPTX)形式でのスライドエクスポート機能が追加され、さらにプロンプトを使ったスライドの修正機能も搭載された。これにより、NotebookLMで生成したコンテンツをそのままプレゼンテーション資料として活用できるようになり、ビジネスシーンでの利用価値が大幅に向上した。
この記事のポイント
- NotebookLMにパワーポイント(PPTX)形式でのスライドエクスポート機能が追加
- プロンプトによるスライドの修正・編集機能も新たに搭載
- AIを活用したプレゼン資料作成のワークフローが大幅に効率化
パワーポイントエクスポート機能の詳細
NotebookLMはこれまで、アップロードした資料やドキュメントをもとにAIが情報を整理・要約する機能を提供してきたが、出力形式はテキストベースが中心だった。今回のアップデートにより、NotebookLM上で生成したスライドをPPTX形式でダウンロードできるようになった。
これにより、ユーザーはNotebookLMで作成したスライドをMicrosoft PowerPointやGoogle スライドで開いて、さらに細かな編集を加えることが可能になる。会議資料やプレゼンテーションの下書きをAIに任せ、最終的な仕上げだけを手動で行うという効率的なワークフローが実現できる。企業のビジネスパーソンや研究者、教育関係者など、日常的にプレゼン資料を作成する必要があるユーザーにとって、大きな生産性向上が期待できる機能追加と言える。
プロンプトによるスライド修正機能
もう一つの注目ポイントは、プロンプトを使ったスライドの修正機能だ。従来のスライド作成ツールでは、テキストの変更やレイアウトの調整を一つずつ手作業で行う必要があったが、NotebookLMではプロンプト(自然言語での指示)を入力するだけでスライドの内容を修正できるようになった。
たとえば「このスライドの文章をもっと簡潔にして」「グラフの説明を追加して」といった指示を出すだけで、AIがスライドの内容を自動的に調整してくれる。これは、スライド作成の反復作業を大幅に削減し、内容の質を高めることに集中できる環境を提供するものだ。特に、大量のスライドを短時間で修正する必要がある場面では、この機能が大きな威力を発揮するだろう。
NotebookLMの進化とAIプレゼンツールの競争
NotebookLMは、Googleが提供するAIベースのリサーチ・ノートツールとして、2023年のリリース以来着実に機能を拡充してきた。当初はドキュメントの要約や質問応答が主な機能だったが、音声概要(Audio Overview)機能やスライド生成機能など、出力形式の多様化が進んでいる。
今回のPPTXエクスポート機能の追加は、NotebookLMが単なるリサーチツールから、実務で使えるコンテンツ制作プラットフォームへと進化していることを示している。Microsoft CopilotやCanvaのAI機能など、AIを活用したプレゼン資料作成ツールの競争が激化する中、Googleがこの分野でも存在感を強めようとしていることがうかがえる。
知っておくと便利なTips
- NotebookLMにPDFやGoogle ドキュメントをソースとしてアップロードすれば、その内容をもとにスライドを自動生成できる
- エクスポートしたPPTXファイルはPowerPointだけでなくGoogle スライドやLibreOffice Impressでも編集可能
- プロンプトで修正を指示する際は、具体的な指示(「箇条書きを3つに絞って」など)を出すとより精度の高い結果が得られる
- 複数のソース資料を組み合わせてスライドを生成することで、包括的なプレゼン資料を効率的に作成できる
まとめ
NotebookLMのパワーポイントエクスポート機能とプロンプトによるスライド修正機能の追加は、AIを活用したプレゼン資料作成のワークフローを大きく前進させるアップデートだ。これまでNotebookLMで整理した情報を別のツールで改めてスライドに起こす手間が不要になり、リサーチから資料作成までをシームレスに行えるようになった。AIプレゼンツール市場の競争が激化する中、Googleが実務での使いやすさを重視した機能強化を続けている点は注目に値する。日常的にプレゼン資料を作成するビジネスパーソンは、ぜひこの新機能を試してみてほしい。
📎 元記事: https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/2086838.html


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