GitHubにはコミット活動を記録するContribution Graphがありますが、Claude Codeの利用状況を同じように可視化できたら便利だと思いませんか?あるRedditユーザーが、Claude Codeの使用量をトークン数・コスト・アクティブ日数といったメトリクスで追跡・比較できるツール「ccrank」を開発し、公開しました。複数マシンでの利用統計の統合や、日・週・月単位でのトレンド表示など、ヘビーユーザーにとって魅力的な機能を備えています。
この記事のポイント
- Claude Codeの使用量(トークン数・推定コスト・アクティブ日数)を可視化するツール「ccrank」が公開された
- 複数マシンからの利用データを統合でき、共有可能なプロフィールカードも生成できる
- ツール自体がClaude Codeを使って開発されており、高速なイテレーションの好事例となっている
ccrankとは何か
ccrank は、Claude Codeの利用状況を記録したccusage JSONエクスポートデータを読み込み、シンプルで比較可能なメトリクスに変換する軽量ツールです。開発者は日常的にノートPCと複数のサーバーでClaude Codeを利用しており、「GitHubがコミット活動を計測するように、Claude Codeの活用度合いも測りたい」という動機から開発されました。
MITライセンスでオープンソース公開されており、セルフホストも可能です。公開リーダーボードも用意されているため、他のユーザーと使用量を比較して楽しむこともできます。
主な機能と特徴
ccrankが提供する主要な機能は以下の通りです。
基本メトリクス表示
ccusage JSONをアップロードすると、AIへの入力トークン総数、推定APIコスト(概算)、アクティブ日数の3つの指標が表示されます。さらに、これらの数値に基づいた「ランク・タイトル」が付与される仕組みもあり、ゲーミフィケーション要素も取り入れられています。
マルチマシン対応
複数のマシンやサーバーで Claude Code を使っている場合、それぞれのエクスポートデータを統合して一元管理できます。開発者自身がラップトップとサーバーを併用しているため、この機能は実体験に基づいて設計されています。
タイムトラベルビュー
日次・週次・月次のスナップショットで利用トレンドを確認できます。自分の使用パターンの変化を時系列で追えるため、どの時期にどれだけClaude Codeを活用したかが一目でわかります。
共有プロフィールカード
ターミナル出力のスクリーンショットではなく、きちんとフォーマットされたプロフィールカードとして使用統計を共有できます。SNSやブログなどで自分のClaude Code活用度をアピールする際に便利です。
Claude Codeで作られたClaude Code分析ツール
興味深いのは、ccrank自体がClaude Codeを活用して開発されている点です。開発者によると、以下の場面でClaude Codeが特に役立ったとのことです。
- アプリの基本構造のスキャフォールディング(雛形生成)
- UIの高速イテレーション
- データパイプラインのリファクタリング
- 利用ログのエッジケース対応(欠損フィールド、時間バケッティング、複数エクスポートのマージなど)
特にエッジケースの処理では、さまざまなパターンの入力データに対する対応を素早く実装・検証できたことが大きかったようです。Claude Codeの実用的な活用事例として参考になります。
コミュニティへの問いかけ
開発者はRedditコミュニティに対して、以下の3つの質問を投げかけています。
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トークン数・コスト・アクティブ日数以外にどんなメトリクスが欲しいか? — 現在の指標は「入力量」に偏っているため、より多面的な評価指標の提案を求めています。
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日常的にClaude Codeを使う場合、ゲーミング(不正な水増し)されにくい「アウトプット」の代理指標は何か? — トークン数だけでは実際の生産性を測れないため、より意味のある指標を模索しています。
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複数マシン・アカウント間での利用追跡で遭遇した問題点は? — マルチ環境での運用ノウハウを集めたいとのことです。
今後の展望
開発者は次のステップとして、「何をリリースしたか」をオプションで記録し、トークン使用量と紐づける機能(機能あたりのROI算出)を検討しています。ただし、v1は意図的にシンプルに保ち、コミュニティからのフィードバックを元に本当に価値のある機能を見極めてから追加する方針です。
この「ROIトラッキング」が実現すれば、単なる使用量の記録ではなく、Claude Codeへの投資対効果を定量的に把握できるようになります。特に業務でClaude Codeを利用しているチームにとっては、導入効果の説明材料として非常に有用でしょう。
知っておくと便利なTips
- ccusage JSONはClaude Codeのローカルデータからエクスポートできるため、特別な設定なしに利用開始できる
- セルフホスト版はMITライセンスのため、社内環境で自由にカスタマイズして運用可能
- 複数マシンのデータを定期的にマージすることで、より正確な利用統計を維持できる
まとめ
ccrankは、Claude Codeのヘビーユーザーが自身の利用状況を客観的に把握するための便利なツールです。現時点ではトークン数やコストなどの基本的なメトリクスが中心ですが、コミュニティからのフィードバックを取り入れながら進化していく方針が示されています。GitHubのContribution Graphのように、AIツールの活用度を可視化するという発想は新しく、今後のAI支援開発における利用分析の一つの方向性を示していると言えるでしょう。Claude Codeを日常的に使っている方は、一度自分の利用パターンを振り返ってみるきっかけとして試してみてはいかがでしょうか。


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