Claude Codeを使った開発セッションで、1回あたり5万〜15万トークンを消費してしまうという悩みがRedditで話題になっています。複数エージェントを活用した本格的なビルドセッションでは、コンテキストの貼り付けやエージェント間のやり取りが積み重なり、あっという間にトークンが消費されてしまうという現実。Claude Maxプランのユーザーでさえ「燃料計がゼロに近い状態を見守っている気分」と語るほどです。この問題に対して、コミュニティからは様々な実践的なアドバイスが寄せられています。
この記事のポイント
- 複数エージェント運用では1セッションで5万〜15万トークンの消費は珍しくない
- コンテキストの管理とプロンプトの最適化がトークン節約の鍵
- 「AIで本格的に開発するコスト」として受け入れるべきか、工夫で削減できるかの議論
トークン大量消費の原因
Claude Codeでトークンが大量に消費される主な原因は、コンテキストの肥大化にあります。投稿者が指摘しているように、開発セッションでは以下のようなパターンでトークンが積み上がっていきます。
まず、コードベースのコンテキストを貼り付ける段階で相当量のトークンを消費します。ファイルの内容、エラーログ、既存のコード構造などを伝えるだけで数千〜数万トークンに達することがあります。次に、複数のエージェントが相互にやり取りする過程で、それぞれのエージェントがコンテキストを保持・参照するため、トークン消費が乗算的に増加します。投稿者はこれを「トークンの黙示録(token apocalypse)」と表現しており、開発者コミュニティの共感を集めています。
さらに、スレッドをリセットしたりプロンプトをトリミングしたりしても、根本的な解決にはなりにくいという問題もあります。新しいセッションを開始するたびに、必要なコンテキストを再度提供する必要があるためです。
コミュニティが提案するトークン節約術
この投稿に対して、Redditコミュニティからは実践的なアドバイスが多数寄せられています。トークン消費を抑えるための主要なアプローチは以下の通りです。
コンテキストの最小化: 必要最小限の情報だけをエージェントに渡すことが最も効果的です。ファイル全体を貼り付けるのではなく、関連する関数やセクションだけを抽出して提供する方法が推奨されています。CLAUDE.mdファイルを活用して、プロジェクトの構造や規約を事前に定義しておくことで、毎回の説明を省略できます。
エージェント数の最適化: 複数エージェントを同時に走らせるのではなく、タスクを明確に分割して1つずつ処理する方が、総トークン消費量を抑えられる場合があります。エージェント間の通信がトークンを大量に消費するため、本当に並列処理が必要な場面を見極めることが重要です。
セッションの分割: 大きなビルドタスクを小さな単位に分割し、各セッションの目的を明確にすることで、不要なコンテキストの持ち越しを防ぐことができます。
トークン消費は「必要コスト」なのか
投稿者が最後に問いかけている「これはAIで本格的に開発するためのコストなのか?」という問いは、現在のAI開発ツールにおける本質的な課題を突いています。
現状では、高品質なコード生成やデバッグには一定量のコンテキストが不可欠であり、トークン消費をゼロに近づけることは現実的ではありません。しかし、効率的なプロンプト設計やワークフローの工夫によって、同じ成果をより少ないトークンで達成することは十分に可能です。
Claude Maxプランのような定額制プランを利用している場合でも、使用量の上限は存在するため、トークン効率を意識した開発スタイルを身につけることは長期的に大きなメリットがあります。AIツールの進化に伴い、コンテキストウィンドウの拡大やトークン効率の改善が進むことも期待されますが、現時点ではユーザー側の工夫が重要な差別化要因となっています。
知っておくと便利なTips
- CLAUDE.mdファイルにプロジェクトの規約や構造を記述しておくと、毎セッションでの説明コストを大幅に削減できる
- 大きなタスクは小さなサブタスクに分割し、各セッションの目的を1つに絞ると効率的
- エージェントにファイル全体を渡すのではなく、関連部分だけを抽出して提供する
- スレッドが長くなったら、要点をまとめて新しいセッションを開始する方がトークン効率が良い場合がある
まとめ
Claude Codeでの開発において、1セッションあたり5万〜15万トークンの消費は、複数エージェントを活用した本格的な開発では決して珍しいことではありません。しかし、コンテキストの最小化、エージェント数の最適化、セッションの適切な分割といった工夫により、トークン消費を大幅に削減することは可能です。AI開発ツールを効果的に活用するためには、ツールの能力を最大限に引き出しつつ、リソースを賢く管理するバランス感覚が求められます。今後のツールの進化にも期待しつつ、現時点では自分なりの効率的なワークフローを確立していくことが重要でしょう。
📎 元記事: https://www.reddit.com/r/ClaudeAI/comments/1r26mpy/how_are_you_guys_not_burning_100k_tokens_per/


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