Claude Codeで「人生OS」を構築!500ファイルの知識管理システムが自然に生まれた話

お知らせ

Claudeのウェブチャットに散らばった30以上の会話から必要な情報を見つけられない――そんな悩みを抱えたあるユーザーが、Claude Codeを活用して約500ファイルの個人知識管理システム「Life OS」を構築した事例が、Redditで大きな反響を呼んでいます。計画的に設計したわけではなく、日々の使い方から自然に構造が生まれたという点が、多くのユーザーの共感を集めています。

この記事のポイント

  • Claudeのチャット履歴から情報を探し出せない問題を、ローカルのマークダウンファイル管理で解決
  • Claude Codeがファイルの読み書きを行えることで、セッションをまたいだ文脈の永続化を実現
  • 「スキル」と呼ばれるマークダウン形式の命令ファイルにより、Claude Codeが自分専用のツールを自動構築
  • 1ヶ月で約500ファイルに成長し、健康管理・ビジネス・キャリアなど生活全般をカバー

問題:チャット履歴の中で情報が埋もれる

この投稿者は、Claudeのウェブ版で30以上のチャットスレッドを抱えていました。検索機能自体は動作するものの、「食事計画の話はどのチャットだったか?」「ビジネスの価格分析はどこで議論したか?」「あのレシピのアイデアは健康チャットにあったのか、ブレインストーミング用チャットにあったのか?」といった具合に、必要な情報がどこにあるか特定できない状態でした。結果として、以前と同じ会話をもう一度やり直すという非効率な事態に陥っていたのです。これはClaude Codeに限らず、チャットAI全般で多くのユーザーが直面する課題でしょう。

解決策:驚くほどシンプルなアプローチ

解決策は驚くほど単純でした。1月4日、投稿者は「Brain」という名前のフォルダを作成し、重要な会話の内容をマークダウンファイルとしてコピーし始めました。保存するのは要約、決定事項、後から見つけたい情報だけです。そして、このフォルダをClaude Codeの作業ディレクトリとして指定しました。

ここで起きた重要な変化は、Claude Codeがこれらのファイルを「読む」だけでなく「書く」こともできるという点です。新しいセッションを始めても、Claude Codeはゼロからのスタートではなくなりました。過去の決定事項はすべてファイルに永続化され、新たな決定を一緒に行うたびに、その内容が即座にファイルに反映されるようになったのです。

1ヶ月後の成果:自然に生まれた500ファイルの体系

投稿者は「システム」を計画的に設計したわけではありません。構造は日々の使用から自然に生まれました。1ヶ月後には以下のような規模に成長しています。

  • 健康関連:約100ファイル — レシピ、食事計画、ワークアウトプログラム、マクロ栄養素の追跡
  • 3Dプリンティングビジネス:約100ファイル — 原価計算(COGS)、製品ローンチ、チームの料金体系
  • 妻の作家ビジネス:約40ファイル — 執筆関連の管理
  • キャリア・コンテンツ:約50ファイル — キャリア開発やコンテンツ制作に関する情報

合計で約500ファイルという、個人の生活全般をカバーする知識ベースが形成されたのです。

真の革新:Claude Codeが自分専用ツールを構築する

最も興味深いのは、Claude Codeが「スキル」と呼ばれる自作ツールを構築できるという点です。投稿者は具体的な例を挙げています。

食事計画ツール(/meal-planner): 「手動で食事を計画するのが面倒」という一言から生まれました。このスキルは、投稿者の好みが記録されたファイルを読み込み、過去2週間の食事履歴を確認し、1週間分の夕食メニューを出力します。

買い物リストツール(/grocery-list): 食事計画から材料を抽出し、肉類は1ポンド単位に丸め(実際の店舗での販売単位に合わせて)、売り場の通路ごとにグループ化するという、実用的な機能を備えています。

これらの「スキル」は、技術的には命令が書かれたマークダウンファイルに過ぎません。投稿者がやりたいことを説明し、Claude Codeがそれを書き、一緒にイテレーションを繰り返して完成させるというプロセスで作られています。

パラダイムシフト:使い捨てから永続化へ

投稿者が強調する最大の変化は、AIとの対話における根本的なパラダイムシフトです。

  • 以前: 素晴らしい会話をする → チャットスレッドの中に消える → 次のセッションはゼロから開始
  • 以後: すべての決定が永続化される → Claude Codeが文脈を読み込む → 実際の作業を行う

この「文脈の永続化」こそが、チャットAIを単なる会話ツールから、継続的に学習・成長するパーソナルアシスタントへと変える鍵となっています。

知っておくと便利なTips

  • マークダウンファイルでの知識管理は、Claude CodeのReadWrite機能と相性が抜群。フォルダ構造はあらかじめ決めず、使いながら自然に整理していくのが効果的
  • 「スキル」はマークダウンファイルに命令を記述するだけで作成可能。プログラミング知識がなくても、やりたいことを自然言語で書けばClaude Codeが形にしてくれる
  • まずは「Brain」フォルダのような単一の場所を作り、重要な会話の要約・決定事項だけを保存することから始めるとハードルが低い
  • ファイル名やフォルダ名を分かりやすくしておくと、Claude Codeが適切なファイルを見つけやすくなる

まとめ

この事例は、Claude Codeの強みである「ファイルシステムへの直接アクセス」を活かした、非常に実践的な知識管理のアプローチです。特別な技術やツールは一切不要で、マークダウンファイルとフォルダという最もシンプルな仕組みだけで、AIとの対話を「使い捨て」から「蓄積型」に変換しています。500ファイルという規模は一見圧倒的ですが、1ヶ月かけて自然に成長したものであり、最初の一歩は「フォルダを1つ作って、大事なことを書き出す」というシンプルなものでした。Claude Codeを日常的に使っている方にとって、すぐに取り入れられるヒントが詰まった事例といえるでしょう。


📎 元記事: https://www.reddit.com/r/ClaudeAI/comments/1r0c08z/i_couldnt_find_anything_in_my_claude_chats_so_i/

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