Claude Codeを日常的に使っている開発者が、繰り返し行うワークフローを自動化してプラグインとしてまとめた「Claude Code Powerups」を公開しました。.NETのClean Architecture支援やAzureインフラ構築など、実務で役立つ専門的なプラグインが揃っています。「革新的なものではないが、自分には便利だったから共有する」という謙虚なスタンスながら、開発効率を大幅に向上させる可能性を秘めたツール群です。
この記事のポイント
- Claude Codeのスキル・エージェント・ツール・ナレッジをパッケージ化した再利用可能なプラグイン集
- .NET Clean Architecture向けの対話型スキャフォールディングやCRUD機能の自動生成が可能
- Azureのインフラ構築・CI/CDパイプライン・マルチ環境デプロイをサポート
Claude Code Powerupsとは何か
Claude Code Powerupsは、開発者のwaelouf氏が自身の開発ワークフローで繰り返し行っていた作業を自動化し、プラグインとしてまとめたものです。各プラグインには以下の4つの要素が含まれています。
- スキル(Skills) – よく使うカスタムコマンド
- エージェント(Agents) – 特定タスク向けに設定されたプロンプト
- ツール(Tools) – 繰り返し作業を効率化するユーティリティ
- ナレッジ(Knowledge) – 頻繁に参照するドキュメントやパターン集
作者は「専門家のコンサルタント」というよりも「Wikiに書いておきたかったけど時間がなかったメモ」のようなものだと表現しています。毎回Claude Codeに同じコンテキストを説明する手間を省くためのショートカットという位置づけです。
Clean Architectureプラグイン
.NETとClean Architectureで開発している方に特に有用なプラグインです。FastEndpointsを使ったアプリケーション開発をサポートし、以下の機能を提供します。
- 対話型スキャフォールディング – 新規プロジェクトのセットアップ時にボイラープレートコードの漏れを防止します。対話形式でプロジェクト構造を構築できるため、初期設定の手間を大幅に削減できます。
- フィーチャー生成 – 各レイヤーにまたがるCRUD機能を自動生成します。コピー&ペーストの繰り返しから解放される実用的な機能です。
- アーキテクチャ監査 – Clean Architectureのパターンを意図せず壊してしまった箇所を指摘してくれます。レイヤー間の依存関係違反などを自動的に検出します。
- マイグレーション支援 – 既存コードのリファクタリングを支援します。作者自身も「マイグレーションは楽しくないが」と認めつつ、その負担を軽減するツールとして提供しています。
- パターンライブラリ – よく使うデザインパターンを集約しており、毎回調べ直す手間を省きます。
GitHubリポジトリ: https://github.com/waelouf/cc-powerup-clean-architecture
Azure Architectプラグイン
Azureの設定作業の煩雑さを軽減するためのプラグインです。クラウドインフラの構築から運用まで、幅広いシーンをカバーしています。
- インフラプロビジョニング – Azureリソースのセットアップ時に「当たり前だけど忘れがちな設定」を漏れなく行えるよう支援します。
- CI/CDパイプライン構築 – Azure DevOpsおよびGitHub Actions向けのテンプレートを提供します。パイプラインの初期構築にかかる時間を短縮できます。
- マルチ環境デプロイ – dev/staging/prodの環境ごとに適切な設定を分離します。作者は「みんなこれをちゃんとやるのを忘れる」と指摘しています。
- セキュリティ&モニタリング – 基本的なセキュリティ設定とロギングのセットアップを支援します。
- コスト最適化 – Azureでの過剰な支出を防ぐためのアドバイスを提供します。
プラグインの設計思想と活用法
Claude Code Powerupsの設計思想は「繰り返しの排除」にあります。Claude Codeに毎回同じ背景知識を伝える手間を省き、すぐに本題に入れるようにすることが目的です。
プラグインの構造は、スキル・エージェント・ツール・ナレッジの4要素で構成されており、これはClaude Codeのプラグインシステムの標準的な構成に従っています。開発者がよく遭遇する課題に対して、事前にコンテキストを設定しておくことで、Claude Codeとの対話がよりスムーズになります。
特に注目すべきは、これらが「汎用的なAIツール」ではなく、特定のフレームワークやプラットフォームに特化している点です。Clean Architectureプラグインは.NET + FastEndpointsという具体的な技術スタックを対象にし、Azure Architectプラグインはマイクロソフトのクラウド基盤に特化しています。この専門性が、実用性の高さにつながっています。
知っておくと便利なTips
- Claude Codeのプラグインは、スキル・エージェント・ツール・ナレッジの4つの要素で構成できる。繰り返し行うワークフローがあれば、自分でもプラグイン化を検討する価値がある
- Clean Architectureのような設計パターンに従う場合、プラグインでアーキテクチャ監査を自動化すると、レイヤー違反を早期に発見できる
- 自分の開発環境やワークフローに合わせたプラグインを作成・共有することで、チーム全体の生産性向上にも貢献できる
まとめ
Claude Code Powerupsは、一人の開発者が日常の開発で感じた「この作業、毎回やるの面倒だな」という課題を解決するために生まれたプラグイン集です。.NETのClean ArchitectureやAzureインフラといった具体的な技術領域に特化しており、該当する技術スタックを使っている開発者にとっては即座に価値を発揮するでしょう。作者の「革新的ではないが便利」という謙虚な姿勢とは裏腹に、Claude Codeのプラグインエコシステムがどのように発展していくかを示す好例でもあります。自分自身のワークフローをプラグイン化するヒントとしても、参考になる記事です。
📎 元記事: https://dev.to/waelouf/yet-another-set-of-claude-code-plugins-but-maybe-useful-2n4k


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